ルーバーがつくり出してくれる快適な住環境とは?

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
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ルーバーは、間仕切りや扉、エクステリアや照明など、建物の様々な部分に取り入れることが可能なデザインです。今回は、その中でも建物の外部に用いられるルーバーに焦点をあてながら、長野県を拠点に活動する空間工房株式会社の手がけた住宅とともに、そのルーバーがつくり出してくれる快適な住環境について紹介していきたいと思います。それは、多様な機能性を持つだけでなく、デザイン面でも魅力的なものを持っていますので、是非あなたの住まいにも取り入れてみてはいかがでしょうか。  

プライバシー性と開放感を両立

最初に紹介するのは、住まいのプライバシー性と開放感が両立できることです。家づくりをしていく上で、開放的な住まいにしたい方も多いと思いますが、そのために単純に大きな窓を設けると、外から視線が家の中に入ってきてしまいます。しかし、ルーバーが家の周囲にあれば、視線は柔らかく遮りながら、光は通り抜けていくことから、プライバシーを保ちながらも、開放感のある住まいにすることができるのです。また、屋外にルーバーを設置することで、こちらの住まいのように屋外にある給湯ボイラーなどが外から見えないすっきりとした外観にすることにもなります。  

騒音を軽減

室内にいても、道路を走る車などの騒音が原因で静かな住環境が得られないことも少なくありません。そうした騒音から住まいを守ってくれることもルーバーの魅力の1つです。もちろん、完全に騒音をシャットダウンできるわけではないですが、ルーバーに隙間が開いていることで、騒音を軽減しつつ、光や風が通り抜ける快適性と、開放感も感じられる住まいとすることができるのです。  

防犯性の高い住まい

ルーバーによって家の内側が見えにくくなることから、外から泥棒が侵入しにくいような防犯性の高い住まいにもつながります。外からの視線が完全に遮断されるような塀などで家の周囲を囲むことによって防犯性を向上させることもできるでしょう。しかし、それでは圧迫感を生み、光や風も入ってきませんので、ルーバーによる開放感や光・風が吹き抜ける住まいは大きな魅力となります。また、こちらの住まいのように、ルーバーによって庭を閉じながら中庭をつくれば、子どもも安心して外で遊ばせられるような快適な屋外空間にもすることができます。  

外観を柔らかな印象に

これまでルーバーの機能的なことについて見てきましたが、そのデザイン面にも魅力があります。それが、住まいの外観を柔らかな印象にしてくれますことです。ルーバーは、壁のように完全に閉じられた面ではなく、一定間隔で隙間の開いている面となることから、圧迫感・威圧感のない柔らかなファサード面をつくり出してくれますし、多くの場合、木材が羽根板に用いられることから、木材の落ち着きと温かみのある印象をファサードに取り入れることもできます。  

直射日光を遮断して快適な室内環境に

近年、住宅を高気密高断熱化していく方が増えていますが、その際に重要なポイントの1つが遮光です。ルーバーは、その遮光の1つの手段にもなってくれます。ルーバーの羽根板を可動式にすれば、光が入ってくる量も自由に調節することができる便利な装置となってくれます。また、上でも少し述べましたが、風が通り抜ける面となってくれることも1つの魅力となるでしょう。こちらの住まいのように、戸にルーバーを取り入れることもできますので、使い方や取り入れる場所に合わせて、そのデザインなども考えてみるといいでしょう。  

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