ロフトベッドで無駄なスペースを解消しよう

Aya F. Aya F.
段床三角ボイドの家, 宮武淳夫建築+アルファ設計 宮武淳夫建築+アルファ設計 Eclectische kinderkamers
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コンパクトなお宅ではいかにスペースを有効活用できるかが快適に過ごすためのコツになります。そういう時に利用してみたいのがロフトベッドの導入です。ロフトという空間を作ることで、縦方向への空間利用が可能になり、使える床面積が増えます。ではロフトベッドを取り入れるにあたり何に気を付ければよいのでしょうか。いくつかのポイントをまとめてみました。

ロフトベッドのメリット

ロフトベッドを取り入れるメリットは、なんといっても空間を立体的に活用できること。ベッドスペースを目線よりも上に置くことができるので、来客時にも十分なゆとりを持ったリビングスペースが確保できます。そのほかにも、ベッド下の通気がよくなるので湿気がこもらないこと、ベッド下に収納やソファースペース、勉強スペースを置くことができるということが利点として挙げられます。

必要条件

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ロフトベッドを取り入れるときにまず気を付けなければならないことは、ベッドと天井までの高さのバランスです。ベッド下を広めに取りたいからといって、背の高いものを選ぶと、ベッドから天井までの高さがなさすぎて、圧迫感を感じる恐れ大。低すぎると、ベッド下にソファーや勉強机を置く場合に圧迫感を感じることになります。既製のロフトベッドを買うときは、充分に気を付けたいですね。

コスト

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既成のロフトベッドは、価格帯もかなり幅が広いですが、素材もしかり。安価なものはやはり耐久性に優れているとは言いかねるので、予算とも照らし合わせることが大切です。また、意外な盲点ですが、今お持ちの分厚いマットレスを使おうとお思いでしたら、ベッドまわりを囲む柵が低い場合、落下の危険性が高くなります。ロフトベッド用のマットレスを購入しなければならないため、出費もプラスに。その点自分で作ると、こちらの子供部屋のようにいろいろと自由にカスタマイズできますね。デザインは慎重に選びたいですね。

素材

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ロフトベッドの素材としては、木、スチールがよく使われています。価格としてはスチールの方がお求め安い値段になりますが、やはり購入時に気を付けたいことは、やはり質の良さ。特に普通のベッドと違いベッドの足の部分が長くなるため、安定感が弱くなります。そのため、どちらの素材であっても、ベッドが軋んだり撓んだりしないようなものを選ぶことが重要になります。インテリアとして見る場合、スチールはスタイリッシュな印象、天然木は温かみを感じられます。全体のコーディネートも踏まえて考えるといいですね。

自分で作るならこんな道具が必要です

自分でロフトベッドを作りたい、という方には、木製のものが作りやすそう。木材の質と強度に気を付けて作れば、お好みの高さ、広さのロフトベッドができますね。こちらは宮武敦夫建築+アルファ設計の手がけた段床三角ボイドの家の子供部屋です。こちらのロフトベッドは収納スペースの上に作りつけてありますが、ロフトベッドを自作する場合も同様に既成のカラーボックスなどの棚を支柱として使うのも一つの手です。

ロフトベッドの主な構造

ロフトベッドの構造は、自作する場合も既製品を購入する場合も、目線より上の高さに人が登れるスペースを作るという意味では大きくは変わりませんが、そのスペースをどのような構造で支えるかということは耐久性や見た目の美しさという意味ではいろいろとバリエーションがあります。ごく一般的なロフトベッドは、普通のベッドの足を長くしたような形ですが、例えばこちらは天井の高い部屋をうまく利用して天井から三分の一ほどを広いロフトスペースとして作りつけています。それも、このフロアへ上がるための収納機能付きの階段まで室内に設えてあるという手の込みよう。一つの空間ながらも、ロフトスペースは独立したモダンな寝室のようですね。かなり大規模なリノベーションですが、これほど頑丈な構造ができていれば、長く安心して使えそうです。

ロフトベッドの梯子、柵、棚

空間をうまく利用できるロフトベッドですが、よくデメリットとして挙げられるのは、梯子が面倒とか、ベッドサイドボードのような物を置くスペースの欠如、柵がない場合は落下の危険性など。快適なロフトベッドを作るためにはこれらの問題もなるべく解決したいところです。梯子を使うのがめんどうな場合は、階段にしてみては?こちらのように引き出し付きの階段であれば、場所を取っても収納スペースになるので一石二鳥です。柵を取り付けるときは前述のとおり、マットレスの高さを考慮して。目覚まし時計などが置けるようなスペースは、柵にミニテーブルを付けてみるか、または壁に収納ボックスを取り付けるとよさそうです。

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