木製サッシのメリット・デメリット

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
琵琶湖の家, URBAN GEAR URBAN GEAR Landelijke keukens Massief hout Bont
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木製サッシを住まいの窓に採用する方が近年増えているようですが、それにはどのような魅力があるのでしょうか。窓ガラスだけでなく、サッシによっても開口部のデザインや機能性は大きく変わるので、サッシについても是非こだわって選んでみて下さい。そこで今回は、木製サッシのメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。サッシとしては、アルミサッシが一般的ですが、サッシがアルミと木材では窓の印象も全く異なるので、インテリアなどとも合わせながら選んでみて下さい。

メリット1:木製サッシの温かみ

木製サッシのメリットとしてまず最初に挙げられるのが、やはりその温かみでしょう。アルミサッシではどうしても窓廻りが冷たい印象になりがちですが、サッシが木製になるだけで、部屋全体に木材独特の温かみのある雰囲気を与えてくれます。また、床材などに木材を取り入れる住まいも多いことから、インテリアコーディネートとしても合わせやすいサッシとなってくれますし、和室や洋室問わず、様々なインテリアのスタイルに取り入れやすいサッシでもあります。

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メリット2:断熱性の高さ

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高断熱の住まいにしていく上で、窓などの開口部の断熱性を高くしていくことは多くの方がすでにご存知だと思います。窓においては、複層ガラスなどで窓ガラスを高断熱にしていくと思いますが、サッシも忘れてはならない重要な部分です。断熱性の高いサッシにする際には、木製サッシは非常に有効な手段の1つとなります。特に、アルミと比較すると木材は1000倍以上熱を伝えにくい素材であるため、その効果は明らかとなるでしょう。

メリット3:環境にやさしい素材

近年の家づくりでは、「サステナビリティ(持続可能)」という言葉を耳にすることも少なくないでしょう。これは、地球環境の持続可能性を考慮して、環境にやさしい素材や工法など取り入れることで、家づくりにおいて可能な限り環境負荷を減らしていくという考えです。そうした面では、木製サッシの製造段階における炭酸ガスの排出量の少なさや、廃棄の際に有害物質を出さないことは、環境にやさしいサッシとして大きな魅力となるでしょう。

【環境にやさしい家づくりについては、こちらの記事でも紹介しています】

※ 環境共生住宅とは?その特徴まとめ

デメリット1:塗装の劣化

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ここからは、木製サッシのデメリットについて見ていきましょう。まずは、塗装の劣化です。木製サッシには塗装が施されていますが、その塗装が次第に剥がれていってしまい、見た目が損なわれることはもちろん、再度塗装せずにおいておくと、木部が腐食してしまう可能性もあります。アルミサッシは基本的にはそうした塗装が必要ないので、この点は木製サッシ特有のデメリットと言えるでしょう。

デメリット2:金具の劣化

窓の金具部分が劣化してしまうことにより、窓の開閉が難しくなってしまうこともデメリットとして挙げられるでしょう。長期に渡って使い続けることにより、どうしても金具部分に不具合が生じ始め、操作性が悪くなってしまう傾向にあります。しかし、木製サッシの普及率が高いヨーロッパでは、100年以上も使い続けられているものもありますので、このデメリットは寿命が長い故のものであると言えますし、メンテナンスをしっかりしていけば、問題ないデメリットでもあります。

デメリット3:メンテナンスの必要性

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上記のデメリットを見てみると分かるように、木製サッシはメンテナンスが非常に重要となります。アルミサッシは基本的にメンテナンスフリーとなるので、木製サッシのメンテナンスの必要性はデメリットの1つと言えるでしょう。しかし、上でも述べたように、きちんと定期的にメンテナンスをしていくことで、長きに渡って使い続けていけるサッシでもあるので、愛着を持ってしっかりと手入れをしていきましょう!

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