オープンスペースはまだ流行ってる?

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Full House Renovation with Crittall Extension, London, HollandGreen HollandGreen Industriële keukens
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小さな家でも開放感を感じることができたり、家族との密なコミュニケーションを図ることができるという利点から人気となったオープンスペース。トレンドのひとつにもなりましたが自宅に取り入れるべきでしょうか、それとも?

そもそもオープンスペースって?

オープンスペースとは、違う機能を持つ部屋と部屋の間に壁やドアを設けず、大きなひとつの広間とした空間のこと。

オープンスペースのリビングはトレンド?それとももう遅い?

昨今、オープンスペースを持つ住宅がとても増えました。最も一般的なのはリビング、ダイニング、キッチンを一部屋の空間にまとめたいわゆるLDKです。さらに子供部屋や書斎、寝室もオープンスペースに配置して、大きなワンルームとした住宅もあります。日本においてLDKのようなオープンスペースは、特に集合住宅ではトレンドを超えて定番となった印象です。

長所1、社交とコミュニケーションの場

オープンスペースの長所をいくつか紹介します。オープンスペースの広間は家族やゲストとの交流を深めることができる場所です。数十年前の日本の典型的な住宅はキッチン、ダイニング、リビングとそれぞれが個室になっている間取りが一般的で、例えばキッチンで調理をしている人が他の部屋にいる家族と話すには、まず大きな声で呼び出さなければなりませんでした。しかしオープンスペースの広間ならキッチンもリビングも同じ空間にあるため常に会話が可能で、遊び盛りの小さな子供を見ながらも作業を続けることができます。

長所2、内部と外部をつなぐ

外部にも開かれたオープンスペースの広間なら、家の内外を自然につなぐ機能があります。庭や周囲の自然に向かって取られた大きな開口部を持つオープンスペースの広間は、豊富な光と緑の風景を室内に取り込み、壁がないので建物の奥にもそれらを届けることができます。外部に開かれた広間では室内にいても自然を感じてリラックスしたり、縁側やテラスを隣接させれば、外部を室内の延長として使用することもできます。

長所3、小さな住宅に最適

オープンスペースは特に小さな住宅に最適です。壁や仕切りを排除することで圧迫感を無くし、空間を少しでも広く見せることができますし、レイアウトを工夫して視線が外部まで抜ければ、部屋自体は狭くても開放感を感じることもできます。

短所1、キッチンからの匂い

オープンスペースの広間には短所もあります。まずキッチンからの匂いです。食事時間前の良い匂いは食欲を刺激して幸せな気分を作ってくれますが、ニンニクや油、煙などの強い匂いは時に迷惑になります。衣服や髪、リビングのソファやカーテンにまで匂いが付いてしまうことも。それを防ぐにはキッチンに強力な換気扇を設置したり、空気の流れをコントロールできるような開口部を設置することが必要になります。

短所2、騒音を防ぐことができない

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オープンスペースは各部屋の間に壁が無いので騒音が気になることがあります。食後に寛ぎつつ静かな映画を見ようと思ったら食器洗浄機の音に邪魔されたり、勉強に集中しなければならないのにテレビの音に気を取られたり… 。特に音に敏感な方は気になることが多いかもしれません。

短所3、プライバシーがない

壁や仕切りがないということは、突然ゲストが来訪した際に室内の全てを見られてしまうということ。もしキッチンが個室になっていれば、洗い物が溜まっていてもドアを閉めリビングなり客間に案内すれば済みますが、オープンスペースではそうはいきません。また、ひとりの時間が欲しくなったり、本の世界に没頭したい時もオープンスペースの広間ではプライベートな空間がありません。

以上のような長所と短所を踏まえ、流行っているかどうかではなく、オープンスペースがあなたの”ライフスタイルに適しているかどうか”で判断することをおすすめします!

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