シングルベッドは、一人暮らしや子供部屋などでよく取り入られる家具ですが、メーカーによって幅が異なることをご存知ですか?お部屋をコンパクトにカスタマイズしたいという場合でも、家具の選び方によってはゆっくりくつろげないということにも。今回は、上手なシングルベッドの選び方について考えていきます。インテリアに合わせたデザインのベッドで、お気に入りの空間を作りましょう。
シングルベッドといっても、前述のとおり、メーカーによって幅が異なります。国によってもスタンダードが違うのですが、ヨーロッパを旅行された方には、ホテルのシングルベッドが狭かったという経験をお持ちの方もあるはず。部屋のサイズに合わせて家具を決めようとされる方もいらっしゃると思いますが、そのサイズ、本当にあなたにちょうどよいものですか?ベッドは人生の3分の1を過ごす場所。充分な幅かどうかは、実際に寝てみて確認してください。
シングルベッドと聞くと、一人暮らしの人用というイメージがあるかもしれませんが、例えば、生活の時間帯が異なるご夫婦にもおすすめ。マットレスが二つになることで、寝返りをうったり寝起きしたりするときの振動が、隣に伝わりにくくなるため、しっかりと眠りたいという方にはよい選択になります。同じメーカーの物であれば、段差が出ることもないですし、デザインも揃うので、インテリア的にもまとまりができます。
Photo: Margarida Silva
子供部屋でもよく見かけるシングルベッド。お子さんが複数いらっしゃるお宅では、部屋の広さの関係上、ベッドを並べるわけにはいかないということもあるでしょう。勉強机なども配置される部屋であるため、なるべく上手なレイアウトをしたいですね。こちらのお部屋では、ロフトベッドと普通のベッド、机とがうまく組み合わされたユニットタイプの家具が置かれています。これだけのコンパクトスペースに2人分の家具が置けて、すっきり機能的にまとまっていますね。成長に応じて別々に使うことも可能であるため、長く使えて経済的です。
専門家によると、寝心地を左右するのはマットレスであって、フレームはインテリアに合わせて好きに選んでよいのだとか。例えばこちらのようにシンプルでナチュラルテイストの寝室では、木製のフレームがしっくりと馴染みます。見た感じベッドが高めのようですが、乗り降りが楽にできるため、膝が悪い人にはおすすめなのだそうです。ただ、寝台が天井に近くなるため、天井が低いお宅では圧迫感を感じることも。お部屋とのバランスも考えていきたいですね。
コンパクトな部屋での一人暮らしならば、なるべく過ごしやすくなるように家具を選びたいもの。布団を使うと日中には広々と過ごせますが、フローリングに布団を敷くことに抵抗がある方もあるかもしれませんね。お部屋のソファも置きたいと思われるのであれば、ソファベッドを選んでみるのはいかがでしょうか。家具によってベッドへの展開が手前に長くなるものとそうでないものがあるため、お部屋のレイアウトによって決めましょう。