和室デザインをおしゃれにしようと考えている方も多いと思います。一時期は和室がある住まいは減少傾向にありましたが、最近では畳のある空間の魅力が再認識され、積極的に和室を取り入れる住まいも増えています。そこで今回は、和室デザインをおしゃれにする方法をまとめて紹介していきたいと思います。身体も心も癒されるような、おしゃれで居心地のいい和室にしていきましょう!
和室のおしゃれデザインは、和室のオシャレインテリアだけで考えがちですが、屋外空間とのつながりをつくり出すことでうより効果的に和の空間を生み出すことができます。こちらの建築工房亥が手掛けた住まいでは、和室と坪庭が大きな開口でつながり、またその開口の上のニッチにも様々な置物を飾れることで、和室の1つの壁面が奥行きのある風景として和の空間を飾っています。
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床の間がある和室も多いと思いますが、その床の間を和室のオシャレインテリアとして素敵に飾っていくことも1つの方法です。床の間におしゃれな置物を飾っていく中で、和室オシャレデザインでは左右非対称や余白を意識することで上手く飾っていくことができます。また、床の間のスタイルにも様々なタイプがありますので、これについては「床の間のある風情ある暮らし。その意味と使い方とは?」も参考にしてみて下さい。
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間接照明でインテリアをおしゃれにしていく方も多いと思いますが、和室オシャレデザインにおいてもそれは有効となります。和室には障子を中心として光を柔らかく透過する素材がよく用いられることから間接照明との相性が非常によく、さらに、床の間を間接照明で照らすことで、先程の床の間のデコレーションと合わせて、床の間空間を非常におしゃれに引き立ててくれるでしょう。
写真:芥子富吉
【住まいづくりついては、こちらの記事でも紹介しています】
洋室の椅子やソファに座る生活とは異なり、和室では床に座る生活となるので、それに合わせて家具などのインテリアも低い目線を意識したデザインとしていきましょう。背の高い家具に囲まれると圧迫感を感じることもありますが、床に座った時に周囲のインテリアと目線が合うことで居心地のいい空間となりますし、また、余裕を感じさせてくれるゆったりとした印象も与えてくれます。
和室の床材となる畳のデザインにもこだわっていきましょう。その中で、近年人気が高まっているのが琉球畳です。琉球畳とは、縁のない半畳の畳のことを言います。縁がないことから、とてもシンプルな印象としてくれて、和モダンの和室デザインにはぴったりの畳のデザインとなります。もちろん縁のある畳でも、伝統的な和室デザインであったり、縁をワンポイントとするデザインなど、上手く縁を利用することでおしゃれな和室デザインとすることもできます。
畳と同様に、ふすまのデザインも意識していきましょう。ふすまの色や柄にこだわっていくことで、和室の雰囲気を大きく変えることができます。色に関しては、赤やグレーではなく、朱色やねずみ色など和を色合いを選んでいくことでおしゃれな和の印象を生み出すことができますし、こちらの住まいの金色の蝶々のようなワンポイントのふすまんpデザインが加わることで、また違った雰囲気を与えてくれます。
【和室デザインについては、こちらの記事でも紹介しています】
天窓から差し込む光が何とも言えない上品で美しい雰囲気を醸し出す茶室。
クレジット:DIGDESIGN
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