家の中を片付けるためのチェックポイントは?

斜め材をあらわし空間をつなげた3階建て木造住宅, 石井井上建築事務所 石井井上建築事務所 Moderne slaapkamers
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“片付け”このテーマにはいつもストレスが付きまといますね。一週間忙しく働いた人が家の片付けだけで週末が終わってしまったり、子供のいる家庭では、毎日毎日「片付けなさい!」と言わなくてはならなかったり・・・。ではどうしたらストレスなしですっきり片付いた部屋を保てるのでしょうか?今回は、家の中を片付けるためのチェックポイントを7つご紹介します。ほんの少しの心がけとアイデアで“適度に片付いて見える部屋”を目指してみませんか?

1.物を置かない

とにかく物を置かないこと、これが片付けの一番のポイントではないでしょうか?物が散らからなければ片付けは必要ないのです。何かを購入するときも、「本当に必要か。」を常に考えることが大切です。そして、こちらの写真のようにミニマルに片付けられた部屋は空気の流れを感じますね。空間に家具を “うめる” のではなく “配置” してみましょう。ただし家具選びにはこだわってくださいね。自分がいいと思ったものだけを置いた部屋は、必ず理想の部屋に近づいてくれます。

写真:東涌 宏和

2.物を置く部屋

そうは言っても可愛らしい小物をついつい買ってしまう方は、物を置く部屋と置かない部屋を分けてしまいましょう。例えば、リビングには何も置かないと決めて寝室だけは好きなものでいっぱいにする・・・メリハリをつけた片付けはストレスも少なくなるし、友達を招いた時も慌てずに済みます。写真の奥の部屋は寝室になっていますが、この階はプライベートゾーンなのでオープンにしています。パーテーションで仕切られた空間が気持ちのいい空気感を漂わせています。階を別にして寝室を作れば片付けも気が楽になりますね。ここではクローゼットも置かず衣服や他の物の収納もオープンにしました。こんな部屋ではストレスフリーなプライベート時間が楽しめそうです。

3.照明でメリハリをつける

住空間を照明の効果で片付いているように見せてしまいましょう。テーブルの上だけササッと片付けてそこに照明をスポット的にあてると他の場所は目立たなくなります。特に書棚や収納家具の部分は明るさを落としてそこに目が行かないようにします。そして階段部分には写真のようなフットライトも効果的です。空間全体を明るくするのでなく下部だけ照らすことで雰囲気も良くなりますね。このように照明を効果的に使うと部屋にメリハリがついて、一層空間の広がりを感じることができます。

4.植物の力を借りる

片付けたはいいけれど味気ない部屋は寂しいですね。お客様が来たときも完ぺきにびしっと片付けられた空間は“急いで今片付けました。”というのが感じられて居心地が悪そうです。そんな時、花や観葉植物を飾ってみましょう。植物の持つ自由な形は場を和ませてくれるだけでなく片付けた空間に新鮮な空気を与えてくれます。凛とした姿の花を一輪だけ飾るだけでも、不思議と部屋がきちっとした雰囲気になります。

5.子供のおもちゃ

子供たちのおもちゃは何度片付けてもまた散らかる・・・の繰り返しです。子供部屋が散らかっている分にはまだいいのですが、小さな子供はいつも親がいるところで遊びたいので、あっという間にリビングがおもちゃで散らかった状態になります。そこで、少し考え方を変えて、おもちゃの片付けのために子供用のかわいらしい家具ではなく、デザイン性の高い家具を選んでみてはいかがでしょうか?写真の家具はスイス生まれのUSM社のものです。お洒落なオフィスなどでも使われている家具ですが色の選択肢が多いので子供が喜ぶカラーコーディネートも可能です。また、システム家具なので成長とともに、買い足して組み合わせを変えることもできます。引き出しも大きくて使いやすいので毎日の片付けが楽になりそうです。

6.靴の片付け

みなさんは靴の片付けはどうしていますか?靴入れには収まりきらないし、箱にしまって積み重ねても場所をとるだけで見た目にも美しくありません。では、おしゃれに合わせてどんどん増える靴はどうやって片付けたらいいでしょうか?そこで、こちらの写真をご紹介しましょう。COIL松村一輝建築設計事務所が手掛けた延べ床面積20坪足らずの住宅ですが、見せる収納をベースに快適な空間が広がっています。靴も見せる収納ですっきり片付けて、なんだかブティックの靴売り場のようですね。これなら洋服に合わせた靴選びも楽ですし、なんといっても片付けが苦になりません。

写真: 増田 好郎

7.収納のアイデア

最後に階段の下を活用した収納をご紹介しましょう。掃除機のような長い物やアウトドアグッズまでこれなら楽々片付けることができそうです。上の方は扉にし、下の方は使いやすいように引き出しにしたところに、デザインした人の気配りを感じます。これだと全てを閉めているときは、ここが収納場所とは思えないようにすっきりします。階段の下が物置になっている家をよく見ますが、このように分割した収納方法も使い勝手がよさそうです。

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