小さなスペースを最大限に生かしたキッチン

小さなキッチンの空間を活かすには、まずコンパクトで機能的なものを選ぶことをお勧めします。調理などの作業スペースは、実は思っているほど要らないもの。明るくモダンなデザインが素敵なこの写真では、カウンター席が設けられています。カウンターは作業台としても使えるのでお得ですね。

これはキッチン以外の部屋にも言えることですが、スペースに連続性を持たせると、それだけ視覚的な広がりが演出できます。そのための一番簡単な方法は、インテリアに統一性を持たせること。こちらの写真では、似通った素材や色の家具や器具が用い、キッチンとダイニングスペースに繋がりを持たせています。それによってキッチンが実際よりも広く見えます

意外かもしれませんが、カウンターとコンロを一緒にしてしまうというアイディアもおすすめです。スペースの節約になるだけでなく、調理をしている人との会話も楽しめますし、鍋やすき焼きなどの卓上料理をカウンターでしてしまうという楽しみ方もあります。こちらのキッチンは、コンパクトですがお洒落ですね。

スペースをより広く見せたいときの重要なポイントは、やはり照明です。開口部からの採光の良さはもちろん、ライトもじっくり選びたいもの。キッチンの照明は特に、調理の際に重要となりますので、インテリアデザイナーと相談し決められるのも良いでしょう。

明度の最も高い白をベースに用いると、空間により広がりが感じられ、すっきりと爽やかに見えます。そこにアクセントとして、濃いめの色を加えても良いでしょう。こちらのキッチンは、白と木目調の床に、紫が差し色として空間を引き締めています。

小さなキッチンにおいては、収納力は最も重要なポイントの一つです。コーナーにも棚を取り付けることはもちろん、このように天井が斜めになっていたりしても、デッドゾーンを作らないように、空間を活用しましょう。

キッチンが小さいからといって、調理の楽しみが半減するわけではありません。キッチンは本来ワクワクするようなスペースであるべきもの。楽しくなるような、色やデコレーションを用いて、居心地の良い空間に仕上げましょう。