宙に浮いたようなファサードが印象的な家5軒!

K.Matsunaga K.Matsunaga
Pit house, UID UID Moderne huizen
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住宅や建物は通常、敷地に接して建っているものです。ですが、その当たり前の常識が覆るとどうでしょうか?あるはずのものがないだけで、すっきりとスタイリッシュでクールな印象に!宙に浮いているような、美しい家を5軒ご紹介します。

田園風景を臨む家

都心に住む夫婦の週末住宅として建てられた家です。ゆくゆくは終の棲家としてゆったりと過ごせることも視野に入れ、選ばれたのがこの敷地でした。周辺は穏やかな田園や遠景の山々を臨み、野花や緑が四季折々の表情を見せます。石井秀樹建築設計事務所は、この穏やかな風景を室内からも効果的に眺められるようと開口の設け方や庇のバランスなどを現地に足を運び、丁寧に計画を手がけました。ふわりと浮かび上がったような外観は、室内の陰影が奥行きを感じさせ凛とした美しい佇まいです。まるで舞台や劇場のように、室内からは豊かな風景が絵画のように切り取られ、余生を過ごすためにふさわしい場所となりました。

住宅街に開放感を与える家

開発されてから30年以上経つ住宅街。その中の一角で行われた建替のプロジェクトです。南側と北側に接する道路との関係性を考慮しながら、子どもの感性を刺激するようにとの思いを住まい手はこの家に込めました。KENJI YANAGAWA ARCHITECT AND ASSOCIATESは、住宅街の単調な街並みに開放感を与えるようにと、白い箱が浮かび上がったようなユニークな暮らしを提案。住宅街の中でも一際存在感を持つ、真っ白な美しい家は多くの人の目を引くでしょう。浮遊感のある外観は住宅が集合する景色に抜けを作り、軽やかさを与えるきっかけとなりました。

海辺に立つコンクリートの家

株式会社CAPDが手がけたこの家は、大分県にある海の絶景を臨む場所にあります。周囲の視線を感じることもなく、景色を遮るものは目の前の防波堤以外にはありません。株式会社CAPDはフロアレベルを防波堤の高さまであげることで、この敷地で感じられるダイナミックな海の景色を室内からも取り込めるように計画しました。コンクリートの箱がふわりと浮いているような外観は、コンクリートという重みのある素材ながらも圧迫感を与えません。別の角度から見るとまるで鯨のような姿を見せ、海へ向かって泳ぎだすようなストーリー性を感じる美しい家です。

自然環境と共存する家

Pit house, UID UID Moderne huizen

岡山県瀬戸内海の近くに立つ、UIDが手がけた木の箱が浮いているような家。一見シンプルに見える家ですが、中に入ると半地下やダイナミックな吹き抜けが織りなす、まるで敷地と一体化したような空間に誰もが驚くことでしょう。内部は半地下を利用して空間に広がりを生み出しています。外観を浮遊させて見せることにより、敷地の地面と室内につながりを持たせ、この地と一体化したような不思議な感覚を覚えます。地面に接する部分はガラスがはめ込まれ、夜は外観の板部分と地面の隙間から明かりが漏れ、より幻想的な姿を見せてくれます。

空間を味方につけた家

全体の半分を宙に浮かせたスキップフロアの家です。敷地には限りがあっても、浮いたスペースの地面を使うことで庭として使える面積をめいっぱい確保しました。また、室内から地面の距離が近くなることでより家族の笑顔が近くなる効果も生まれています。全てが空の下の庭ものびのびできますが、広い空間と建物の下のちょっと低い部分が家の使い方にメリハリを生み、創造性を高めながら豊かな暮らしを育むことができるでしょう。KEITARO MUTO ARCHITECTSは全体をコンパクトに収めながらもアイデアと工夫でワクワクする家を提案しました。

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